「SONAR LE」Ambientなエフェクト
昨日やった、Reverb(プリセット:Concert)の効果がちょっとわかりにくかったので、今日は思いっきり効果がわかるReverb(プリセット:Ambient)にしてみる。
3台のピアノによる礫
http://db1.voiceblog.jp/data/mugen_blog/1193638021.mp33台のピアノによる礫(Reverb:Ambient)
http://db1.voiceblog.jp/data/mugen_blog/1193737390.mp3Audacityで波形をチェックしてみた。
上の方の2つのトラックがReverbなし、下の方の2つのトラックがReverbありだ。
「SONAR LE」ID3タグ
オーディオファイルを、MP3形式で保存する場合は、ID3タグ情報を付けることができる。
実際に録音したものを聞いてみてください。
mda Piano VSTi を使ったMIDIファイルのオーディオファイルへの録音。
3台のピアノによる礫
http://db1.voiceblog.jp/data/mugen_blog/1193638021.mp3プラグイン・エフェクトを使って、Reverb(プリセット:Concert)をかけたもの。
3台のピアノによる礫(Reverb)
http://db1.voiceblog.jp/data/mugen_blog/1193638037.mp3
「SONAR LE」MP3にデジタル録音
今日は、このプロジェクトの音をデジタル録音してみる。録音の方法は、意外と簡単だ。
メニュー→エクスポート→オーディオのエクスポートで、下の画像のようなダイアログが出る。
ここで、オーディオデータのファイル形式と保存ファイル名を指定する。WAV形式だけでなく、MP3形式で保存することも可能だ。
「SONAR LE」プロジェクトに保存
さて、せっかくここまでセッティングができたのだから、この状態を復元できるような形で保存しておきたいところだ。
ファイル→名前を付けて保存の、ファイル形式のところに「Cakewalkプロジェクト形式」というのがある。この形式でデータを保存しておけば、MIDIデータも含めて、いつでも保存時の状態を復元できる。
ただ、プラグイン・エフェクトのパラメータの設定値は、保存されないようだ。
「SONAR LE」エフェクトのセッティング
ここで、プラグイン・エフェクトをセッティングしてみることにする。
オーディオトラックの、ところに「FX」という欄がある。ここを右クリックする出るメニューに、「オーディオエフェクト」というのがある。ここから、Cakewalk→Reverb を選択すると、画像のように、選択したプラグイン・エフェクトが組み込まれる。
エフェクトの緑に光っている部分をクリックすると、エフェクトのON-OFFを切り替えることができる。これで、エフェクトの効果を確認できます。
「SONAR LE」VSTiピアノ音源
まずは、プラグイン・エフェクトの効果がわかりやすいように、ピアノの曲で試してみることにする。曲は、前にやった「なでしこ」を使って作った「3台のピアノによる礫」だ。
これを、MIDIファイルで保存したものを読み込んで使う。
ピアノ音源(ソフトシンセ)として、「mda Piano」というものを使ってみる。下記からダウンロードできる。
mda Piano VSTi
http://www.pluginspot.com/documents/30.html「SONARE」で、VSTiを使えるようにするには、「vstconfig」という「SONARE」付属のプログラムでのセッティングが必要だ。
さて、用意ができたところで、次のようにセッティングを行う。
・演奏するMIDIファイルを読み込む
・MIDIトラックのMIDI-OUTに「Piano」(mda Piano)を指定
・VSTiの音を出すためのオーディオトラックの追加
・オーディオトラックの入力に「Piano 1 Primary Out」(mda Piano)を指定
これで、MIDIデータが「mda Piano」を使って演奏されるはずだ。
「SONAR LE」プラグイン・エフェクト
「SONAR LE」には、オーディオ出力に対して、RevebやChorusといったエフェクトをかけるためのプラグインが付いてくる。
これらのプラグインには、予めパラメータのプリセットデータが付いているので、効果を簡単に試してみることができる。
下の画像は、付属のプラグイン・エフェクト、ReverbのGUI画面だ
(プリセット一覧)
次回は、このプラグイン・エフェクトを実際に使ってみることにする。
「SONAR LE」コントロールサーフェースの設定
次は、「SONAR LE」の方で、このメモリーセットを使えるように、コントロールサーフェスというのを設定する。
まず、メニューの、オプション→コントロールサーフェスで、コントロールサーフェスの追加ボタンを押して出る画面で、次のように設定する。
これで、メニューのツールに、"Cakewalk Generic Surface"が出るようになる。
これを選択して出る画面で、次のように"Roland MCR-8(Rcord Arming)"を選択する。
これで、[S1]にトラック1のVolume、[R1]にトラック1のPanのように割り当てられる。実際にPCR-30のスライダーを動かしてみると、対応する「SONAR LE」のスライダーも動くことが確認できる。
「SONAR LE」SONAR用メモリーセット
ここで、PCR-30の[S8]のスライダーを動かして見る。すると、「DreamStation DXi」のOUTPUTの所のlebelの丸いつまみが回ったはずだ。
これは、PCR-30のメモリーセット:0の初期値(工場出荷時)が、GM2 SET (MEMORY: 0)というのになっていて、[S8]は、VOLUME(CC 7)となっているためだ。
PCR-30には、メモリーセットとして、MCR-8 MODE 3 (SONAR 2) SET というのが、初期状態で付いていて、メモリーセットをこれに切り替えると、「SONAR」のトラック毎のVolumeやPanがPCR-30でコントロールできるようになる。
ということで、PCR-30のメモリーセットを、SONAR 2-A (MEMORY: 1)に切り替えることにする。
方法は、PCR-30を次のように操作(メモリー番号には1を指定)する。
ただし、このメモリーセットを使う場合は、PCR-30本体のOMNIをOFFにする必要がある。操作方法は次のようにする。
これで、PCR-30で「SONAR」をコントロールするための、PCR-30側の準備は完了だ。
「SONAR LE」DXiシンセを鳴らしてみる
PCR-30を弾いて音が出せるようになったので、今日はパソコン内蔵音源の「Microsoft GS Wavetable SW Synth」とは違う音源を鳴らしてみる。
「SONAR LE」には、「DreamStation DXi」というソフトシンセが付属している。
DreamStation DXi
http://www.cakewalk.jp/DXi/DreamStation/まずは、この音を聴いてみよう。
メニューから、挿入→DXiシンセを選ぶと、「DreamStation DXi」という項目がある。これを選ぶと、「DXiシンセ挿入オプション」のダイアログが出るので、OKを押す。そうすると、トラック5とトラック6が新しくできると思う。
ここで、PCR-30を弾いてみよう。何も音作りをしていないアナログシンセの音が鳴ったはずだ。表示されているレベルメーターも動作することが確認できる。
ここで、ツールバーの、「シンセラックビュー」ボタンを押してみる。下のような、ちょうどシンセをラックにセットするようなイメージのウィンドが出たはずだ。
ここで、「DreamStation DXi」のところをダブルクリックすると、ソフトシンセではおなじみのGUIの画面が出る。
あとは、つまみを回して自分で音をつくるもこともできるし、プリセットキーを押せば、予め作り込んである音を出すこともできる。
面白いのは、[Shift]キーを押しながら[CLR]ボタンを押すと、パラメータをランダムに変えることができることだ。これで思いがけない素敵なサウンドが作れるかもしれない。
「SONAR LE」MIDIデバイスの設定
「SONAR LE」を起動して、MIDIデータを演奏させる(音が出る)ことがわかったので、今度は、PCR-30のキーボードを使って、MIDI音源を鳴らしてみることにする。
そのためには、まず、MIDI入力のデバイスに、PCR-30を割り当てる必要がある。PCR-30の電源が入っていれば、オプション→MIDIデバイスの画面の入力側に、PCR-1とPCR-2という項目が出るはずだ。これを、下の画面のように選択状態にする。
PCR-2も選択しておくのは、PCR-30を使って「SONAR」のパラメータを変更できるようにするためだ。
設定が済んだら、PCR-30のキーボードで、何か弾いてみよう。選択したトラックの音色で「Microsoft GS Wavetable SW Synth」がの音が鳴ったはずだ。PCR-30の[INC]ボタンと[DEC]ボタンで、音源の音色が変わることも確認しよう。
「SONAR LE」MIDIデータの演奏
「SONAR LE」を起動できたので、最初にMIDIデータを読み込んで、実際に音が出るかどうか確認してみる。
「SONAR LE」は、初期状態ではMIDIデバイスの設定がされていないので、最初に、オプション→MIDIデバイスの画面でMIDI信号を、どのデバイスに送って音を出すのかを指定する。まずは、どのWindowsパソコンにも入っている、「Microsoft GS Wavetable SW Synth」を選択しておく。
「SONAR LE」を起動したら、windowsフォルダのmediaフォルダにMIDIファイルがあるので、これをツールバーのエリアにドラッグ&ドロップしてみる。
MIDIデータが、トラック毎に読み込まれたのがわかる。
ここで、演奏ボタン(ショートカットはスペースキー)を押してみる。演奏が始まったと思う。パソコン内臓音源にしては、結構いい音だ。かなり、MIDIデータを作りこんであるようだ。
VSTHostのようなアプリは、セットしたソフトシンセやエフェクトを使って、外部から読み込んだMIDIデータや、手弾きしてリアルタイムに生成したMIDIデータを演奏させるというソフトだ。また、このソフトを使って、演奏させた音をオーディをファイルに録音したりできる。
「SONAR」は、DAWのソフトなので、VSTHostで可能な、MIDIファイルを演奏させたり、録音したりできる他に、MIDIデータを編集したり、オーディをデータを編集したりという、編集処理ができる。さらに、録音の時も、細かいエフェクト処理が可能だ。
「SONAR LE」を使ってみよう
しばらく、ブログを書くのを休んでしまいましたが、今日からまた再開したいと思います。
前回(といってもだいぶなるんだけど)は、VSTHostというアプリにソフトシンセ(VSTi)をセッティングして、このソフトシンセのパラメータを、RolandのPCR-30でコントロールするということをやってみたのだが、実は、このPCR-30には、「
SONAR LE」というソフトがバンドルされている。
「SONAR」は、いわゆるDAWのソフトで、この製品バンドル版(LE)は機能に多少の制限はあるものの、趣味のDTMで使うには十分な機能だ。
SONAR LE日本語版
http://www.cakewalk.jp/Products/SonarLE/Producer Editionとの機能比較表
http://www.cakewalk.jp/Products/SonarLE/vsSONAR.shtmlVST/VSTiフォーマットにも対応していてから、ソフトシンセ(VSTi)のホストアプリとして使っても面白そうだ。ということで、まずは「SONAR LE」を、VSTHostのように使ってみることにする。
「SONAR LE」のインストールは、PCR-30に付属しているCDからセットアップする。セットアップが終了すると、デスクトップにショートカットができるので、これをダブルクリックして起動してみる。最初に、製品のシリアル番号をもらうための「アクティベーション」というのを行うよう促される。
そして、「SONAR LE」の初期画面はこんな感じだ。