MinimogueVAのパッチデータを使ってみる
市販のソフトウエア・シンセサイザー、ミニモーグVは、500以上のプリセット音色を収録しているのもウリだ。http://www.idecs.co.jp/musicsoftware/minimoogv/index.php
あれだけのつまみを回して音作りをするのは本当に大変だから、シンセサイザーの音作りを専門にしているエンジニアもいるのだ。
こうやって作った(プログラムした)音のいくつかはプリセットデータとして本体に内蔵されていたりした。
ところで、このプリセットされたデータは、プログラム番号を指定して呼び出すのだが、このプログラム番号はmidiの楽器の音色を指定するコントロールチェンジ番号に対応している。だから、このプログラム番号は0~127の128種類しか指定できない。
これでは、数が足りないので、バンクという概念を作って、複数のバンクに各々128種類の音色(プリセット)を入れられるようにしている。だから、バンクを切り替えると、また別の128種類の音色を指定できることになる。
パソコンのソフトシンセは、このプリセットデータもファイルとして保存している。バンク毎(128種類)の音色を保存しているファイル(拡張子が.fxb)とプログラム番号毎(1種類)の音色を保存しているファイル(拡張子が.fxp)がある。これらの音色(要はつまみやスライダーの値だ)のデータは、パッチデータと言われている。
VSTのパッチデータファイルの拡張子
.fxb Effect Bank File
.fxp Effect Program File
ところで、ソフトシンセではこのプリセット音色(パッチデータ)をファイルから読み込んだり、自分でプログラムした音色をファイルに保存できるようになっている。そして、これらの音色データは実はネット上にたくさん公開されている。
といいうことで、今日はネット上に公開されているMinimogueVAの音色データをダウンロードしてこれを使ってみることにする。
ファイルを読み込んでパッチデータを変更してしまうと、現在の設定が消えるので、まず現在のデータを保存すことにする。
MinimogueVAのメニューから、Effect→Save As で名前を付けて保存する。拡張子は.fxbにする。保存先はMinimogueVAと同じフォルダにすると良い。
次に、ネットからパッチデータをダウンロードしてみる。
下記のサイトにパッチデータがアップされている。
http://home.no/gunnare/downloads.htm
ここからは、次のようなパッチデータがダウンロードできる。
・MellowMoogBass.fxp
・1resominibass6.fxp
・extra sounds6.fxb
・frank_minimogue.fxb
・Scotty doodles.fxb
ダウンロードして解凍したパッチデータは、MinimogueVAと同じフォルダに入れておくと良いと思う。
さて、ではこのパッチデータを読み込んでみる。
拡張子が.fxbの場合 Effect→Load
拡張子が.fxpの場合 Effect→Load Program
(最初にプリセットされていたパッチデータ)
(extra sounds6.fxbのパッチデータ)
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