VSTiをスタンドアロンのソフトシンセとして使う
昨日書いたように、ソフトシンセにはスタンドアロンのアプリケーションとして動くものと、他のソフト(例えばDAW)のプラグインとして動くものの二つがある。VSTiは、後者の方なので、これを使うためにはVSTiの親になるプログラム(ホストプログラム)が必要なのだ。この親になるプログラムは、CubaseとかSonarといったDAWのソフトであることが多いのだが、これはちょっと高い。
ところが、このVSTiをまるでスタンドアローンのソフトシンセのように変えてしまう、魔法のソフトがあるのだ。しかもフリーだ。今日は、このソフトのテストをしてみる。
まず、下のファイルをダウンロードして解凍する。
http://www.hermannseib.com/programs/savihost.zip
そうすると savihost.exe というファイルができる。これが、ホストになるプログラムだ。でもこのままでは使えない。
次に、ソフトシンセ(VSTi)の方は用意する。
http://www.uncutplugins.ca/vsti.html
このサイトの一番下にある、Pipe Organ をダウンロードして解凍して欲しい。Pipe Organ というフォルダができるはずだ。この中に、Pipe Organ.dll というファイルがある。これがソフトシンセ(VSTi)の本体だ。名前からわかるように他のプログラムから呼び出す形式(Dynamic Link Libraly)になっている。
では、このVSTiをまるでスタンドアローンのソフトシンセの使う方法を説明する。手順通りにやってください。
(1) savihost.exe を Pipe Organ.dll のあるフォルダにコピーする。
↓
(2) savihost.exe を Pipe Organ.exe に名前を変更する。
↓
(3) Pipe Organ.exe をダブルクリック。
これで、下のような画面だ出れば成功だ。
さっそく、鍵盤をマウスでクリックしてみよう。重厚なパイプオルガンの音が出ただろうか。
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