日曜日, 6月 04, 2006

VSTiをスタンドアロンのソフトシンセとして使う

昨日書いたように、ソフトシンセにはスタンドアロンのアプリケーションとして動くものと、他のソフト(例えばDAW)のプラグインとして動くものの二つがある。

VSTiは、後者の方なので、これを使うためにはVSTiの親になるプログラム(ホストプログラム)が必要なのだ。この親になるプログラムは、CubaseとかSonarといったDAWのソフトであることが多いのだが、これはちょっと高い。

ところが、このVSTiをまるでスタンドアローンのソフトシンセのように変えてしまう、魔法のソフトがあるのだ。しかもフリーだ。今日は、このソフトのテストをしてみる。

まず、下のファイルをダウンロードして解凍する。
http://www.hermannseib.com/programs/savihost.zip

そうすると savihost.exe というファイルができる。これが、ホストになるプログラムだ。でもこのままでは使えない。

次に、ソフトシンセ(VSTi)の方は用意する。
http://www.uncutplugins.ca/vsti.html

このサイトの一番下にある、Pipe Organ をダウンロードして解凍して欲しい。Pipe Organ というフォルダができるはずだ。この中に、Pipe Organ.dll というファイルがある。これがソフトシンセ(VSTi)の本体だ。名前からわかるように他のプログラムから呼び出す形式(Dynamic Link Libraly)になっている。

では、このVSTiをまるでスタンドアローンのソフトシンセの使う方法を説明する。手順通りにやってください。

(1) savihost.exe を Pipe Organ.dll のあるフォルダにコピーする。

(2) savihost.exe を Pipe Organ.exe に名前を変更する。

(3) Pipe Organ.exe をダブルクリック。

これで、下のような画面だ出れば成功だ。



さっそく、鍵盤をマウスでクリックしてみよう。重厚なパイプオルガンの音が出ただろうか。