IrfanViewで画像にメタ情報を書き込む
人間は写真や絵を見れば、そこに何が写っているかや何が描いてあるかはすぐにわかる。しかし、コンピュータにとっては画像データを見ただけで、それが何であるかを判断するのは非常に難しいし。
そこで、その画像がどんな内容かという文字情報を画像に入れておけば、その画像を利用する人間にとっても便利だ。コンピュータの情報検索システムなどでは、その文字を検索の対象にするこもできる。
このような文字による内容の要約データはメタデータと呼ばれている。
前回説明したデジカメ画像のexif情報は、カメラがが自動的に付けてくれるメタデータと考えることもできる。
IrfanViewでは、このメタデータを画像に埋め込んで保存することが簡単にできる。
メタデータとしては、JPEGコメント情報とIPTC情報の2つが利用できる。
コメント情報では、任意の文字列(つまり文章)を書くことができる。
方法は、画像を読み込んだ状態でキーボードの[i]を押すと出る画像の情報ウィンドーにあるコメントボタンを押す。
すると、下のようなコメント編集画面がオープンするので、ここに任意の文章を書き込み、Writeボタンで埋め込む。
IPTC情報は、国際新聞電気通信評議会(IPTC)が決めたメタデータの規格で、連絡先情報,キャプション,クレジット,場所,日時などの特性を埋め込むことができる。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/USNEWS/20050401/158336/
方法は、画像を読み込んだ状態でキーボードの[i]を押すと出る画像の情報ウィンドーにあるIPTC情報ボタンを押す。
すると、下のようなIPTC編集画面がオープンするので、タグ毎に情報を書き込み、Writeボタンで埋め込む。
実は、このメタデータの埋め込み処理は、Irfanviewの拡張プラグイン(IPTC.dll)が処理している。しかしインストールした状態では、日本語の入力ができない。
ところで、このIPTC.dllを日本語対応にして公開してくれている方がいる。
http://avoidnotes.org/~ohki/logs/2005/01/18/155912.html
上記からダウンロードしたIPTC.zipを解凍してできるIPTC.dllを、IrfanViewのインストールフォルダにあるPluginsフォルダに上書きコピーをすると日本語の入力ができるようになる。
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