「サクラ」でMML演習6
今日は久しぶりに、picoruさんのピアノのための「素敵な即興演奏講座」を題材にしてみる。====== 素敵な即興演奏講座6 ======
今回、左手は4分の4拍子で1拍ずつ弾きます。
4分の4拍子は、学校で習うはずなので分かりますね?
右手は3連符の3つの内、最初はお休みして後ろの2つだけを弾きます。
3連符とは、1拍の長さを3つに分割した時に発生する3つの音符を言います。
では左手から、真ん中のドからド→シ→ラと左へ音を下がってください。
その「ラ」の音から始めます。
まずラ→♭ラ→ソ→♭ソと、白鍵と黒鍵を交互に半音ずつ左方向、低い音域へ音を下がって弾いていきましょう。
次はファ→ミ→レ→ドと白鍵を順番に下がります。ここまでで1フレーズです。
更にシ→ラ→ソ→ファと下がり、最後、→ミの音を4拍のばします。
NEXT右手、真ん中のドから。ずっと白鍵です。
少し指を開いて「ド」に親指と、そこからレミファソラと右方向へ上がった「ラ」の音に小指を置きます。その手の形で最初は固定してください。
まず「ッドラ」「ッレシ」「ッミド」と3連符の後ろ2拍を、下から上へ順番に弾きます。最後4拍目は「ッドミ」と3拍目の音を逆に下がってください。
次は少し手の間隔を縮めて、先ほどの「ッドミ」のドの1つ上レの音から「ッレラ」「ッドソ」「ッシファ」「ッラミ」と左方向へ同じ手の形で下がっていきます。ここまでで1フレーズです。
更に手の感覚を縮めて隣同士の音に指を置き、先ほどの「ッラミ」のミの1つ下レの音から「ッレミ」「ッドレ」「ッシド」「ッラシ」と、同じ手の形で下がっていきます。
右手は最後が難しいです。先ほどの「ッラシ」のラの半音下♯ソの音から、「ッ♯ソラシドレ」と狭く上がった後は、1拍ずつ「ミ」「シ」と上へ少し広く上がって弾きます。
さて両手を合わせて弾いてみましょう。
お尻まで行ったら最初に戻ります(適当に繰り返して終わってね)。
今回のテーマは「雨」です。しっとりとゆっくり弾いてください。
覚えれば初心者でも簡単に弾ける曲のハズ。。。
======= ==================== ======
さて、今日のポイントは三連符だ。いままで、三連符はやっていなかったような気がする。
「サクラ」で音符の長さを指定するには、l(n)というコマンドを使う。ここでの n の値は、1小節を n 分割するという意味だ。だから、n=2 というのは1小節を2分割するということで2部音符になる。n=8 は、1小節を8分割するから8部音符ということになる。
今回使う三連符は4部音符を3分割するわけだから、1小節に換算すると12分割すると同じ長さになる。ということで、4部音符1拍に相当する三連符の指定はn=12になるので、l12 というのが長さの指定になる。
今日は、もう一つ、音量をランダムに変えるというのをやってみる。人間が楽器を演奏する場合は、キーと指の関係が音程により微妙に異なるから、同じ強さで弾いているつもりでも音量が全く同じになるということはない。この辺が、コンピュータで演奏させると機械的な音になってしまう原因だ。
そこで、この機械的な音量を、わざと微妙にランダムにずらしてしまえば、人が弾く演奏に近くなるのではないかということで、これをやってみることにする。
両手の演奏のフレーズを4回繰り返すことにして、最初の2回の繰り返しを同じ音量、後の2回の繰り返しを微妙に音量をづらして見る。
//_______ ここから _______________
Int Pos
#L1={l4 "a "g# "g "f# "f "e "d "c}
#L2={< "b "a "g "f l1 "e}
#R1={l12 rca rdb re`c r`ce rda rcg r"bf r"ae}
#R2={rde rcd r"bc r"a"b r"g#"a"bcd l4 eb }
Tempo(60)
TR(1) @(GrandPiano) q120
TR(2) @(GrandPiano) q100
TR(1) o5 #L1 #L2 #R1 #R2
Pos=Time TR(1) Time(Pos) TR(2) Time(Pos)
[2
TR(1) o5 #L1 #L2
TR(2) o5 #R1 #R2
]
[2
TR(1) v.Random(40) o5 #L1 #L2
TR(2) v.Random(40) o5 #R1 #R2
]
//_______ ここまで _______________
演奏モニターを見ているとわかるのだが、音量をRandomにした後半の部分は確かにベロシティの値が微妙に変化する。
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home