日曜日, 10月 01, 2006

「サクラ」で複数のソフト音源を使う

今日は、「サクラ」で複数のソフト音源を使う方法を説明してみる。これができれば、昨日やったように複数のSoundFontを同時に使うこともできるのだ。

まず最初にやることは、「サクラ」のMIDI出力をソフト音源に渡すための設定だ。ソフト音源は外部音源のようにMIDIケーブルで接続することができないので、仮想MIDIドライバ(MIDI Yoke Junction)を使ってソフト音源と接続する。

MIDI Yoke Junction
http://www.midiox.com/index.htm?http://www.midiox.com/myoke.htm

「サクラ」側の設定はメニューから、設定→マルチメディアの設定で、MIDIの出力先をMIDI Yokeに変更する。



そして、ソフトシンセの方のMIDIの入力を、MIDI Yoke の出力に合うように設定する。これで、「サクラ」からのMIDI信号でとソフト音源の音が出るようになる。



こんな感じで複数のMIDI音源の設定を同じようにしていけば、立ち上げたすべてのソフト音源で「サクラ」の音が出るのだが、これでは、すべてのトラックの音がどのソフト音源からも出てしまうのだ。

昨日やったように、楽器を別々の音源で鳴らしたい(トラック毎に音源を分けたい)という場合は、ソフト音源の方で受信するチャンネルを制限すれば良い。

「サクラ」の標準では、Track(1)→Channel(1)、Track(2)→Channel(2)、・・・・のようにチャンネルが対応するので、ソフト音源のFilter設定(メニューからEffect→Filtersで出る)の画面で、下の画像のように受信したくないチャンネルにチェックを入れればよい。



例えば、フルートの音源の場合は、ピアノのパートのChannelの2と3にチェックを入れて、ピアノのパートを受信しないように設定する。