月曜日, 8月 28, 2006

「サクラ」で音色名を使う便利機能

MIDIで曲を作る場合、演奏させる楽器の種類の指定は必ずといっていいほど行う。これを@(音色番号)のように指定してもいいのだが、音源がGM音源の場合は「サクラ」で簡単にこれを参照することができる仕組みがある。

「サクラ」の標準のインクルードファイル(stdmsg.h)には、次のような形で音色番号を音色名で参照するための定義がされている。

//_GMレベルの楽器定義
Int GrandPiano = 1 ;
Int BrightPiano = 2 ;
....

ここで定義してある音色名を、音色を確認しながら簡単に自動入力することができるのだ。

「サクラ」の左側タブにある、音色タブを選ぶと下の画像のような画面になる。ここで上の方のエリアの****系というのを選ぶと対応する音色名が下の方のエリアにずらっと表示される。

この音色名の表示をマウスでクリックすると音色を確認することができるのだ。

左ボタン・・・・・音を短く発音
中央ボタン・・・・もう一度クリックするまで発音
右ボタン・・・・ランダムな音列を発音

これは、なかなかすばらしい機能です。そして、この音色名を右のエディタ画面にドラッグすれば、画像のように音色名が自動入力される。



実はこの機能、サクラをインストールしたフォルダにある、/tools/voice.txt というテキストファイルを参照している。ということで、このファイルの内容を変更すれば自分仕様の音色名を使うこともできます。