土曜日, 12月 02, 2006

「なでしこ」で百人一首music その11

今日は、 「なでしこ」で百人一首musicをさらに改良?してみる。

音の素材になる文字列として和歌を使っているわけだが、これでは生成される音楽がちょっと短い。そこで、「項目記入」で指定している演奏パラメータを一つ増やし、演奏の繰り返し回数を指定できるようにしてみた。生成される2つのトラックの長さが普通は異なると思うので、繰り返し毎に演奏タイミングがずれて、結構おもしろい効果が出る。

次に、楽器名の入力を、予め指定した音色名リストの中から選べるようにしてみた。入力エリアをクリックすると右の方に音色名を出すボタンが出る。このボタンを押して、出てきた音色リストの中から楽器を選択できる。今までのように楽器名を文字で直接入力しても良い。

もう一つ、MMLを演奏するための[演奏]ボタンと、プログラムを終了するための[終了]ボタンを付けてみた。これで、ちょっとはWIndowsのプログラムっぽくなる。

//百人一首music_11
母艦のタイトル="百人一首 de MUSIC"; 母艦の背景色=RGB(220,240,200)

入力項目=「音程=ミ/"ラ/"シ/ド/ミ/ファ/ラ/シ/`ド/`ミ/`ファ/`ラ/`シ
和歌1=秋の田の 仮庵の伊庵の 苫をあらみ わが衣出は 露に濡れつつ
和歌2=春過ぎて 夏来にけらし 白砂の 衣ほすてふ 天の香具山
楽器1=?(Koto|Shamisen|GrandPiano|Flute|Violin)Koto
楽器2=?(Koto|Shamisen|GrandPiano|Flute|Violin)Koto
音量1=100
音量2=100
音長1=80
音長2=80
位置1=0
位置2=127
速度=60
繰回=1


入力内容=項目記入(入力項目)

音階=区切(入力内容@音程 "/")
和歌[1]=入力内容@和歌1; 楽器[1]=入力内容@楽器1
位置[1]=入力内容@位置1; 音量[1]=入力内容@音量1; 音長[1]=入力内容@音長1
和歌[2]=入力内容@和歌2; 楽器[2]=入力内容@楽器2
位置[2]=入力内容@位置2; 音量[2]=入力内容@音量2; 音長[2]=入力内容@音長2

楽譜[0]="Tempo={入力内容@速度}"

2 回
 音色=楽器[回数]; PAN=位置[回数]; VOL=音量[回数]; GATE=音長[回数]
 "歌{回数} = "&和歌[回数]を表示
 歌音="[{入力内容@繰回} "
 歌音変換(和歌[回数],歌音)
 楽譜[回数]="TR({回数}) 音色({音色}) P({PAN}) V({VOL}) q({GATE}) v.Random(60) REV(100)"&歌音&"]"

ここまで

表示(楽譜)

演奏ボタンとはボタン; 演奏ボタンをクリックした時は
 MML演奏(楽譜)
終了ボタンとはボタン; 終了ボタンをクリックした時は
 終了

●歌音変換({参照渡し}和歌,{参照渡し}歌音)
 文字=和歌を文字列分解したもの
 和歌の文字数 回
  弦番号=ASC(文字[回数-1])%配列要素数(音階)
  もし(文字[回数-1]=" ")ならば
   音符="r4"
  違えば、もし(文字[回数-1]>"ん")ならば
   音符=音階[弦番号]&"2"
  違えば
   音符=音階[弦番号]&"4"
  ここまで
  歌音=歌音&音符

//ここまで





「サクラ」の経験を生かして、MMLにv.Randomなども追加してみた。これで、かなりいい感じで文字を演奏することができるようになりました。