「サクラ」でピッチベンドの幅を変更する
シンセサイザーには、ピッチベンドというコントローラが付いている。ピッチベンド(Pitch-Bend)というのは、「音程を曲げる」という意味で、シンセサイザーやMIDI音源などで音程を連続的に滑らかに変化させる機能だ。昨日試してみた「サクラ」のスラーのモード0の機能は、このピッチベンドの機能を使って実現されている。
ピッチ
http://oto.chu.jp/doc/faq/help16.htm
SaviHostで作ったソフトシンセ(SFZ.EXE)の画面を見ると、鍵盤の左側にスライダーが2つ並んでいる。
このスライダーをどういう機能にアサインするかはカスタマイズができるのだが、標準では左側のスライダーがPitch-Bendになっている。(本物のシンセサイザーではピッチベンドホイールと言う)
実際に、操作してみて欲しいのだが(マウスで操作することもできるし、Insertキーで上、Deleteキーで下に動かせる)上下に1音、なめらかに音を上下させることができる。
実は、この上下に1音というのは変えることができるのだ。「サクラ」では次のように書く。
BR(n)
標準ではピッチの変更範囲の値(n)が2に設定されている。半音が1だから、例えばnの値を12にすれば上下に1オクターブ動かすことができる。
では、早速試してみよう。
//---------- ここから ----------
BR(12)
//---------- ここまで ----------
これを実行しても当然音は出ない。ソフトシンセの方で音を出してスライダーを操作してみて欲しい。確かに、1オクターブ上下に音が変化する。
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