水曜日, 7月 26, 2006

「サクラ」でピッチベンドの幅を変更する

シンセサイザーには、ピッチベンドというコントローラが付いている。ピッチベンド(Pitch-Bend)というのは、「音程を曲げる」という意味で、シンセサイザーやMIDI音源などで音程を連続的に滑らかに変化させる機能だ。

昨日試してみた「サクラ」のスラーのモード0の機能は、このピッチベンドの機能を使って実現されている。

ピッチ
http://oto.chu.jp/doc/faq/help16.htm

SaviHostで作ったソフトシンセ(SFZ.EXE)の画面を見ると、鍵盤の左側にスライダーが2つ並んでいる。



このスライダーをどういう機能にアサインするかはカスタマイズができるのだが、標準では左側のスライダーがPitch-Bendになっている。(本物のシンセサイザーではピッチベンドホイールと言う)



実際に、操作してみて欲しいのだが(マウスで操作することもできるし、Insertキーで上、Deleteキーで下に動かせる)上下に1音、なめらかに音を上下させることができる。

実は、この上下に1音というのは変えることができるのだ。「サクラ」では次のように書く。

BR(n)

標準ではピッチの変更範囲の値(n)がに設定されている。半音が1だから、例えばnの値を12にすれば上下に1オクターブ動かすことができる。

では、早速試してみよう。

//---------- ここから ----------

BR(12)

//---------- ここまで ----------



これを実行しても当然音は出ない。ソフトシンセの方で音を出してスライダーを操作してみて欲しい。確かに、1オクターブ上下に音が変化する。