「サクラ」でMML演習4
「素敵な即興演奏講座」シリーズは、ちょっとピアノが弾けるようなった子供(大人でもいいかも)のための講座なのだが、これをMMLで書いてみようとすると、色んなアイデアを試すことができて結構勉強になる。そんな訳で今日は「素敵な即興演奏講座4」を「サクラ」のMMLで書いてみることにする。====== 素敵な即興演奏講座4 ======
今回はそうです、チューリップを題材にします。
ではまずチューリップのメロディを、右手で真ん中あたりのドから弾いてみましょう、はいっ!
ドーレーミ~ ドーレーミ~ ソーミーレードーレーミーレ~
ドーレーミ~ ドーレーミ~ ソーミーレードーレーミード~
ソーソーミーソーラーラーソ~ ミーミーレーレード~~♪
できましたか?
今回はこのチューリップで、前回の135形を使った簡単な伴奏付けの演奏をします。
ではまずこのメロディを2拍ずつ1単位に分け、その1拍めに左手で伴奏の和音を付けていきます。
単位に分けるとこうなります。
「ドーレー」「ミ~」「ドーレー」「ミ~」…
「ソーソー」「ミーソー」「ラーラー」「ソ~」
「ミーミー」「レーレー」「ド~」(「~」)♪
1拍めはそれぞれ
「ド」「ミ」「ド」「ミ」「ソ」「レ」「レ」「レ」…以下同
となります。これを仮に単1とします。この音が伴奏の手がかりとなります。
今度は左手で伴奏を作っていきます。
まず右手の弾き始め、単1「ド」の音から左へ「シラソファミレド」と、一巡下がったドの音へ左手の小指をおきます。
(この一巡の単位を「オクターブ」と言います。例えば「1オクターブ下」という時は左(低音方向)へ一巡、「2オクターブ上」という時は右へ二巡します。)
そして小指から順に一つとばしの中指、親指とおいて135形を作ります。そして和音を弾いてみましょう。
〔ドミソ〕♪
この和音をシー・メイジャー(C)と言います。
今度は次の単1「ミ」の、1オクターブ下の「ミ」から同じく「ミソシ」と135形を作ります(イー・マイナー(Em))。
同様に単1から1オクターブ下の音に、左手で135形を作っていきましょう。
それが最後までいったら、なんともう伴奏の出来上がりです。
では右手と合わせて弾いてみましょう。
右:ドーレーミ~ドーレーミ~ ソーミーレードーレーミーレ~
左:C Em C Em G Dm Dm Dm
です。上手にできましたか?
このように和音が平行移動する方法は、古典音楽ではあまり使用されませんでした。ロマン派~近代の手法です(のはず)。
ではここで今回のポイント、上記の
「ソーミーレードーレーミーレ~」の部分は3/4回が同じ和音で、少し詰まらないですね。
そこで簡単に素敵にする方法として、最後の「レ」は伴奏として、単1の2オクターブ下の「レ」の音だけを弾いてみましょう。
ちょっとドビュッシーぽく?なります(ならないかな。。。)
曲終わりの「~」も2オクターブ下の「ド」を弾くと、しつこいですが更にそんな雰囲気が出ます。
この単純に横に移動する3和音、ヨコ135形(電車オタク?)は子どもや初心者に、導入として良いのではないかと思います。
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今日は、特に新しいテクニックは使っていない。ピアノの右と左の手をイメージして、メロディーが右、伴奏が左の方から聞こえるようにパンポットを設定してみた。
//---------- ここから ----------
#Tlp_1={ドレミードレミーソミレドレミ#?1ー}
#Tlp_2={ソソミソララソーミミレレドーーー}
#Tulip={o5 #Tlp_1(レ) #Tlp_1(ド) #Tlp_2}
#C={'ドミソ'} #Em={'ミソシ'} #G={'ソシ`レ'} #Dm={'レファラ'} #Am={'ラ`ド`ミ'}
#Bans1={#C #Em #C #Em #G #Dm #Dm #?1}
#Bans2={#G #Em #Am #G #Em #Dm #C "ド}
#Banso={o4 l2 #Bans1("レ) #Bans1(#C) #Bans2}
#Konon={o4 l2ドミドミソレレ"レ ドミドミソレレド ソミラソミレド"ド}
Tempo(80) @(GrandPiano)
TR(1) V(100) P(100) q120 #Tulip
TR(2) V(060) P(040) q120 #Banso
TR(3) V(080) P(020) q100 #Konon
//---------- ここまで ----------
「和音は基本的に根音を出すと綺麗に響きます。」というアドバイスがあったので、根音のみのパートを作り、伴奏の和音と微妙にボリュームを変えてみた。また、「全体レガートにしてみて下さい。」とう指摘もあったのでトラック毎のゲートタイムを長めに設定してみた。
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