月曜日, 1月 02, 2006

GM Sound Set(音色マッピング)

midiKEYは上手く起動できただろうか。

実はmidiKEYでも、様々なMIDI音源で演奏することができる。

midiKEYの、ツール→設定の画面を出すと下のような画面が出る。



MIDIデバイスの項目が、初期状態ではMIDI Mapperというようになっていると思う。これは、前にも説明したようにWindowsのコントロールパネルのMIDIの項目で設定された音源を使うという意味だ。

画面のようにMicrosoft GS Wavetable SW Synthというのを直接ここで指定することもできる。

このGS WavetableのGS(General Standard)というのは、ローランド社のMIDI音源の規格で、MIDIの統一規格であるGM(General MIDI)規格 とほぼ同じものである。

GS(General Standard)
http://ja.wikipedia.org/wiki/General_Standard
GM(General MIDI)
http://ja.wikipedia.org/wiki/General_MIDI

コンピュータ・ミュージックの標準規格が日本製だというのは、なんともすばらしいことだと思う。

ところで、このGMの規格には、GMマップと呼ばれる音色マップやコントロールチェンジなどの規格が決められている。音色マップというのは、1~128番までの番号(プログラムチェンジ番号という)にどの楽器を割り当てるかというもので、GMの標準的な割り当ては次のようになっている。

GM音色マッピング
http://www.b-sharp.com/midi/spec1/gm002.html

さすが日本で決められた規格だけに、琴(#108)や三味線(#107)、尺八(#78)などの日本の楽器も定義されている。

つまり、midiKEYでの楽器の選択は、このGM音色マッピングを選択しているということになるわけだ。