金曜日, 12月 30, 2005

MIDIとMIDI音源

コンピュータで音楽をやろうと思ったらMIDIMIDI音源についての知識が多少はあったほうがいい。
MIDIは、複数の電子楽器を、それらが異なるメーカーの製品であっても連動して鳴らすことができるように作られた規格である。MIDIによって送られるのは実際の音ではなく、楽譜に書かれてあるような情報(発音せよ、音の高さは…、音の大きさは…、といった楽器や音源へのメッセージ)の連なりであり、そのデータのサイズはオーディオデータ、つまりマイクなどで録音された実際の音の波形をデジタル化(サンプリング)したものに比べて非常に小さい。しかし、同じ楽譜で演奏をしても、演奏者や楽器が異なると音が違って聴こえるように、MIDIでつながれた先の機器(音源)は取り替えられれば再生音は違ってくる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/MIDI

要するに、MIDIはコンピュータでシンセサイザーなどの電子楽器を演奏させるための仕組みだ。

ところで、実際に音を出すためには、楽器に相当する音源が必要となる。しかし、今のWindowsパソコンにはこの音源が内臓されているのだ。



コントロールパネルで、サウンドとオーディオデバイスのプロパティーを選んでみよう。このパネルのオーディオを選ぶとMIDI音楽の再生というのがある。標準では規定のデバイスというのが Microsoft GS Wavetable SW Synth になっているはずだ。
ここで、バージョン情報のボタンを押すと、上のような画像が出る。これが内臓されている音源の正体だ。つまり、Roland Sound Canvas 相当の音源がはじめから内臓されているのだ。

Sound Canvas は、ローランド製の音源モジュールの種類で、今でも後継の製品が販売されている。
http://www.roland.co.jp/products/dtm/SD-80.html

私は、かなり前の製品のSC-88 Pro という音源モジュールを今でも使っている。



Microsoft GS Wavetable SW Synth というのは、この音源モジュールを、ソフトウェアで実現したもので、一般にソフトシンセと言っているものにあたる。

数万円はする専用の音源モジュールと比べると、さすがに音のクオリティーには差があるが、それでも結構いい音がするので驚きである。

ここに大量のJazzのMIDIデータがあるので、DLしてぜひ聞いて欲しい。ブラウザにQUICKTIMEなどのMIDI用のプラグインが入っていれば、DLしなくても聞くことができる。
http://www.geocities.com/BourbonStreet/1114/justjaz2.htm

ちなみに、MIDIの音源モジュールは今では1チップ化されて、マイク型のカラオケマシンから携帯電話にまで入っている。MIDIの進化もすごいことになっている。
 

1 Comments:

At 1:02 午後, Blogger kyoppie17 said...

このブログはちょっとした財産ですねー。

 

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